直流・交流磁界両用測定器

FM-3500 （三軸）

直流磁界（0～士100μT)及び周波数1kHzまでの交流磁界（0～100μT, 波高値）のX,Y,Z成分を同時に測定する三軸磁界測定器です。
モード切換スイッチでDCモード、 ACモードいずれかを選択して使用します。
センサ部は高感度の平行フラックスゲート方式を採用し、最高分解能は0.5nTで測定します。

FEATURE
特徴

  • X,Y,Z成分及び全磁力を表示します。
  • 測定レンジは、100μT／10μT／1μTの3レンジ切換できます。
  • 波形モニタ出力端子はカップリング切換でDCカップリングの時は直流と交流磁界を出力し、ACカップリングの時は直流磁界をカットします。
  • レコーダ出力端子は、X,Y,Zの直流磁界成分と交流磁界成分及び全磁力を同時出力します。
  • 背景磁場の影響を取り除くためのオートキャンセル機能付き。
  • RS-232C及びGP-1Bインターフェイスを標準装備。

SPECIFICATION
仕様

有効測定範囲
DC磁界
0～±1／±10／±100μT切換
AC磁界
0～1／10／100μT切換（波高値）
分解能
0.5nT
測定磁界
DC～1kHz
DC磁界直線性
誤差±0.5% of F.S.（各軸）
AC磁界直線性
誤差±1.0% of F.S.（各軸）
AC磁界周波数応答
（F.S.時）
±2.0%（各軸）（20Hz～30Hz）
±1.0%（各軸）（30Hz～500Hz）
±3.0%（各軸）（500Hz～1kHz）
電源
AC100V（50/60Hz）約30W
外形寸法
本体
320mm（W）×132mm（H）×280mm（D）
プローブ
35×35×35mm、ケーブル長約5m
質量
約4kg

注）AC磁界表示は実効値または波高値切換可能。

EXAMPLE
用途・事例

磁気シールドルーム施工会社磁気シールドルームの磁界計測

シールドルームの設計施工に際し、基礎データとなるシールドルーム設置前の環境変動磁界の計測に使用します。シールドルーム設置後は磁気遮蔽性能の評価を行います。評価には一般的に高感度の磁界測定器が使用されます。

磁性材料メーカ磁性材料の磁気特性の評価

各種磁性材料の磁気特性の検査に使用します。材料の着磁状況や消磁後の残留磁気特性を評価します。一般的に磁気シールドルームや磁気シールドケースを使用した高精度な磁界計測が必要となります。

地震・火山活動研究地震・噴火発生前後の磁界計測

地震の前後で地中や海底で発生する磁気異常や、火山活動に伴うマグマの動きによる磁気異常を高精度な磁界測定器で計測します。

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