直流・交流磁界両用測定器

FM-380S (三軸)

直流磁界(0~±1000μT)及び周波数1kHzまでの交流磁界(0~700μTrms)のX,Y,Z成分を同時に測定する三軸磁界測定器です。
液晶表示とデジタル出力はDCモード、ACモードいずれかを選択して使用します。
センサ部は高感度の平行フラックスゲート方式を採用し、最小分解能は10nTで測定します。

FEATURE
特徴

  • X,Y,Z成分及び全磁力を表示します。
  • 測定レンジは1000μT/100μTの2レンジ切換です。
  • 波形モニタ出力端子はカップリング切換で、DCカップリングのときは直流と交流磁界を波形出力し、ACカップリングのときは直流磁界をカットした波形を出力します。
  • 単3電池4本またはACアダプタで駆動させることが可能です。
  • 地磁気等の背景磁場の影響を取り除くためのオートキャンセル機能付きです。
  • USBインターフェイスを標準装備。
  • USB通信用サンプルソフトウェア(Windows用)をパソコンにインストールしUSB接続することで、データの収録が可能になります。

SPECIFICATION
仕様

有効測定範囲
DC磁界
0~±100/±1000μT切換
AC磁界
0~70/700μT切換(実効値)
分解能
10nT
測定磁界
DC~1kHz
DC磁界直線性
誤差±0.5% of F.S.(各軸)
AC磁界直線性
誤差±3.0% of F.S.(各軸)
AC磁界周波数応答
(F.S.時)
±2.0%(各軸)(20Hz~30Hz)
±1.0%(各軸)(30Hz~500Hz)
±3.0%(各軸)(500Hz~1kHz)
電源
単3電池×4本(ニッケル水素電池付属)/DC5V(ACアダプタ付)入力電圧AC100V~240V
外形寸法
本体
210mm(W)×88mm(H)×230mm(D)
プローブ
35×35×35mm、ケーブル長約5m
質量
約2.2kg(電池の重さ120g含む)

注)AC磁界表示は実効値表示です。

EXAMPLE
用途・事例

建設会社建設現場の環境磁界の計測

建設現場での環境磁界の計測は、電磁波の影響が人や機器に与えるリスクを評価し、建物の建築前に環境磁界を把握するために行われます。特に、電力設備や送電線周辺、鉄道沿線での建築においては、適切な環境磁界の計測が求められます。

鉄道会社鉄道沿線での変動磁界の計測

鉄道沿線において、電車や架線電流が原因で発生する変動磁界の計測に使用します。鉄道沿線の設備等に対して、悪影響を及ぼさないレベルの変動磁界であることを、実際に計測して確認します。

MRI関連会社安定した環境磁界と磁界計測

変動磁界によるMRI画像の乱れを抑えるため、磁場キャンセラ装置が使用されています。磁界測定器を使用しMRI設置前の環境調査にて変動磁界を計測します。またMRI設置後はMRI室外への漏洩磁界の計測にも使用できます。

PRICE
価格

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