MRIC-3000
MRIのを乱す変動磁界を打ち消す装置です。
MRI室内に置かれた三軸磁気センサで変動磁界を検知して、MRI室(壁内)に巻いた磁界発生コイルに逆磁界を発生させ、変動磁界を打ち消します。

FEATURE
特徴
- 三軸(X,Y,Z軸)方向の変動磁界成分を打ち消す、アクティブ磁界キャンセル装置です。
- MRIマグネットと磁気センサの距離の違いによる変動磁界の差や、変動磁界の磁場勾配等を回路で補正することができます。
- ヘルムホルツコイル形状に近い対向する2本のコイルにより、磁場勾配の少ないキャンセル磁界設計になっています。
SPECIFICATION
仕様
- 最大キャンセル範囲
- 10μT ※
- キャンセル応答周波数
- DC~60Hz ※
- 制御軸
- 三軸(X,Y,Z)
- センサ方式
- 平行フラックスゲート
- 電源
- AC100V(50/60Hz)
- 外形寸法
-
- コントローラ
- 260mm(W)×220mm(H)×250mm(D)
- センサ部
- 90mm(W)×90mm(H)×200mm(D)
- 質量
-
- コントローラ
- 約6kg
- センサ部
- 約1kg
※設置環境によって異なります。
磁場打ち消し性能は設置環境によって異なります。
詳しくは、お問い合わせください。
設置イメージ図
MRI室に設置した磁気センサ(設置イメージ図天井面)によって外部からの変動磁界を検知し、逆相の磁界を発生させ、変動磁界を打ち消します。
磁気センサとMRIマグネットとの位置関係等を補正演算した打ち消し磁界を、MRI室に配置したキャンセルコイル(設置イメージ図壁面)で発生させます。
これにより、マグネット中心での変動磁界を打ち消します。

磁場キャンセル制御例
下図は、電車の架線電流によって発生した変動磁界を磁場キャンセラ装置によって実際に打ち消したグラフとなります。
約10μT(Z軸)の変動磁界を、マグネット中心において0.1μT程度に打ち消しています。

EXAMPLE
用途・事例
MRI関連会社安定した環境磁界と磁界計測

変動磁界によるMRI画像の乱れを抑えるため、磁場キャンセラ装置が使用されています。磁界測定器を使用しMRI設置前の環境調査にて変動磁界を計測します。またMRI設置後はMRI室外への漏洩磁界の計測にも使用できます。
PRICE
価格
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Fax. 093-681-1428
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